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記憶の織物

 30,2015 13:36
5月末に母の友人からもらったバラの苗を植えたら(土に埋まっていたでっかい石を取り除き、いい土を入れました)、もともとたくましい性質だったのもあってか、シュートが伸びてきて花をつけました。
他に花もないからとチョキンと切られて玄関に生けられました。

RIMG0293.jpg
時折ふわっと香るの。

眺めていたら記憶が糸に引っ張られて出てくるようにして思い出しました。

RIMG0642.jpg
クリュニー中世美術館にて

クリュニー中世美術館(フランス語表記しかないですが → ☆☆☆ )といえば≪貴婦人と一角獣≫のタペストリーが目玉のようです。

学生の時に当時住んでいたところの隣の県にある博物館へ、電車とバスを乗り継いで出かけました。
今となるとどの博物館/美術館なのかも忘れ、たしか「タペストリー」展を見に行ったと思うのですが、覚えているのは暑かったことと、いつか≪貴婦人と一角獣≫を全部見たいな、と思ったことだけでした。

パリで帰りまでに少し時間があったから、宿泊先から徒歩圏内でここには行っておきたい!と選んだのが中世美術館だったのですけど、ちゃんと見たいと思ったときから10数年後、思わぬ形で叶いました。
投げられた石が湖の底に深く静かにしずみこんで、ふとしたときにかきまわされて再び水面にあがってきたような。
美術館自体はもっとじっくり見たい!と思うくらいとーっても充実していて、薄暗い照明とフランスの中世の世界にとっぷり浸かったあとに美術館の敷地外に出ると、突然現代に戻ってしまい、もう少し中世の世界をさまよっていたかった。
なんだかいろいろなものに幻惑されているようでふわふわして不思議な感覚がしていました。

記憶や経験が過去と現在を、遠い異国とすぐそばの庭を織物のように縦に横に紡いでいて(はっ!タペストリーだけに?!)、それに気が付いたら心の底がポッと暖かくなり、すっかり満足しました。
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Comment - 2

2015.07.30
Thu
16:57

Megumi #-

URL

クリュニー!!
実は高校入学前に行くはずだったフランス旅行で、当時なぜか行きたいと思っていた美術館です。そのタペストリーを見たい!と思ったのですよね。なぜか魅かれるものを感じます。

編集 | 返信 | 
2015.07.31
Fri
10:26

M #-

URL

Megumiさん

件のタペストリーの展示室は、ただでさえ薄暗い美術館の中でもさらに照明を落とされていて、特に保存に力を入れられているようでした。
あの一連のタペストリーは図柄の可愛らしさに反して妙になまめかしく謎めいていて、絵じゃなくて織物だし、じっとずっと見ていても飽きません。
このタペストリーもですが、私は中世という時代に惹かれます。(その時代に生きていたら相当大変だっただろうけど!)
思い出してたらまた行きたくなってきました^^

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