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手作り生活の原点

 30,2013 17:12
“パリに住み始めた頃、まったくといっていいほど料理ができなかった。それでも慣れない外国暮らし、その頃が今までいちばん日本食を欲していたのだろう。肉じゃがやかぼちゃの煮もの、いんげん豆のごま和えなんかがむしょうに食べたくなった。どうにかしないといけない。日本食レストランはたくさんあったが、そういう欲しているおそうざいのようなものはほとんどメニューにない。
 学校の行き帰りそばを通るビュッシーの市場。きれいに並べられた野菜を目にするたび、うーん自分で作るしかないな、と思い立ったのだった。“

先日紹介した『修道院のレシピ』(→)のなかの文章です。

RIMG0084.jpg

初めて一人暮らしをはじめたとき、私も同じくまったくといっていいほど料理ができませんでした。
料理の本を買いはしたものの作るのはいつも同じだし食材を使い切れずに捨てることもありました。友達と一緒にいるのが楽しかったから昼も夕方も学食のお世話になったり外食する機会も多かったです。
実家に戻るころにはほんの少し料理を覚えてはいましたが、自分が料理をすることにぜんぜん興味がわきませんでした。

ロンドンでは約3か月ずつ、ホームステイもしたしカトリック系の女子寮(朝・夕食つき)に住んだりもしました。
ホームステイ先では朝食のみのプランだったので夕食は自由に作れましたが、寮の食事事情は厳しかった!
くたくたになるまでゆでた野菜、給食のソフト麺より柔らかくフォークに巻きつけようとするとちぎれるスパゲティー、てんこもりのホワイトソースで何が入っているか分からない煮込み(おそらく白身魚とカリフラワー)(全部白いの!)、毎週金曜日のフィッシュ&チップス。
(小柄でガーリー・ロックなお姉さまが「Hi, darling」とウィンク付きでいつもよそって渡してくれたな~)
土日は自炊でしたが、共同のキッチンは激戦区で早ければ数十分、遅くて数時間待たないと使えませんでした。
そんな過酷な栄養状態のおかげで2か月目にはニキビに悩まされるようになり、食事に満足できないので夕食後においしいビスケットをつまんでいるうちに太ってきました。。。
(もちろん楽しいこともありましたよ)

その後部屋が見つかって引越し、完全自炊生活になるとあっというまにニキビが治りほんの少し身がひきしまりました。
あるときせっせと夕食を作っていたら、同居の大家さんに料理が好きなのかと聞かれました。
そんなに料理好きに見えるのだろうか!と内心こちらが驚きつつ、
料理はそんなに好きじゃない。けど、私は私が食べたいものが食べたいから。
と答えると、今の英語おかしかった?と不安になるくらいの時間をかけて私の言葉を噛みしめ、おおきく「YES!」とうなずきました。
大家のおばさまは紆余曲折を経てロンドンを定住地として選んだイラン人だったから理解してもらえたのかもしれません。

たまに日本食レストランに行ったし友達が和食の手料理をふるまってくれたし自分でもなんちゃって日本食を作っていましたが、甘みのする日本茶や軟らかい水につやつやのご飯、母の手料理(これは予想外だった!)が恋しかったです。
帰国後、あ~~~やっぱり日本て美味しいなぁ、なんてしみじみ感じ入っていたのに、だんだんと日本(特に福井)にはない、外国のものが食べたくなってきて。。。

だったら、やっぱり自分で作るしかないじゃない?


こうやって、食べたいものは自分で作る、ということが身につきました。

RIMG0081_20131130170949628.jpg
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